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アーティスト
 時 間 50分(CD)
発 売 日2009-06-24
 価 格 ¥ 3,059
 監 督 
販 売 元EMIミュージックジャパン
ランキング652
mm様のレビュー
ソロ名義では約6年ぶり、全曲自身の作曲によるオリジナル・フル・アルバムが完成した。東京事変では、バンドのダイナミズムから生まれた創造性による作品作りであったと言えるだろう。それに対し、今作では、おなじみとなった斎藤ネコほか、服部隆之、coba、PE'Zのヒイズマサユ機など多方面の多彩なクリエイターとコラボレートし、各楽曲の世界観を具現化させている。音楽的には、前例もあるジャズと昭和歌謡が融合する感覚をはじめ、20世紀中期のフランスほかヨーロッパの映画音楽やポップスの要素が含まれ、ソロ・アーティスト/シンガーの音楽的な自由度の高さが魅力となる。戯曲の名作から着想を得たと思われる表題のもと、うまさ、説得力も感じさせるボーカル、文学性の高い歌詞表現で、最新の林檎ワールドが展開されていく。
松本人志様のレビュー
椎名林檎のオリジナルはあんまり聴いたことがありませんでしたが
ラップやジャズ、エレクトロ、、、色々な物が詰まって嫌いな曲が一つも無く
全体的に様々なアレンジがありながらどの曲もしっくりと来ます。

林檎女史は日常の切り取りが凄く上手であると常々感じていますが
密偵物語と色恋沙汰がお気に入りです。

最高!
九様のレビュー
歌詞を通して椎名さんの世の中を眺める視点がわかる。
生きること、働くこと、女でいること、など、
特に社会の中で生きる人間の視点で書かれた楽曲「労働者」や「都合のいい身体」「余興」は
彼女の喝がこめられた応援歌であり、労働歌であると思う。
歌詞を一緒に歌っていると、しんどい時も頑張れる。

「余興」の「ひとりぼっち同志」というところで泣いてしまう。
このCDの歌詞からは、互いに依存しあうような関係でなく、
独立した個人であり、孤独を背負うひとりぼっち同士として認めあい励ましあう人間関係が浮かぶ。
これは「旬」でもそうだ。
べったりとくっつきあって一つになろうという歌なら、はいて棄てるほどある。
そんなありふれた「慰め歌」とは違い、人と人とのかかわりの姿勢には必ず尊敬がなければならないと、彼女は理想を歌う。
寄りかからないゆえに孤独でもあるけれど、依存しあって互いを高めあわない関係にはなりたくないと。

ぐさりとくる尖った表現で、
現状を嘆いたり、自分を叱咤したり、あがく人の心情を歌う。
それでいて最後には「向かい風乾杯」と言って、逆風だらけの世の中に私たちを送り出してくれる。
このCDを聞くと、ひとりで頑張るしかない時でも、彼女が叱咤激励して、応援してくれているような気になれる。
上から目線でもおともだち目線でもなく、等身大の椎名林檎という人がそこに確かにいる気がする。
芯のある、筋の通ったかっこいいアルバムだと思う。
PGB様のレビュー
3rdでバンドサウンドからオケサウンドへとがらりと衣替えした椎名林檎。 3rdがあまり好きになれなかったので4thについては全く気になっていませんでした。 しかし、「ありあまる富」を聞いて再び興味がわきました。 バンドサウンドに戻ってくれたのか?と思いきや、想定していたものとは違い、ファンキーなものだったり、昭和の歌謡曲のようなものだったり… 今作は"母"や"大人"を強調しているためか、サウンドは全体的に艶やかで、丸みを帯びています。 そして一曲一曲がこざっぱりとまとまれているんですが、皮肉にもそのために全く面白みもオリジナリティもありません。




バンドサウンドからオケサウンドへと逃げてきた彼女が次にどこへと逃げるのか、はたまたそれが革新的とみなされもてはやされるのか見ものです。
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