


このフレーズがなかなか頭から離れません。
というよりはむしろ頭から離れてほしくないフレーズなのかも知れません。
洋楽にかぶれていたかつての私にとってスピッツは魔物的な存在です。
巧みな言葉遊びに自然と調和したメロディー。
言葉を基調とした音楽のようで実はそういうわけでもない。
まるで音と言葉が寄り添って、雲を突き抜け、青く澄みきった空に出ては
嵐のような世界へと迷い込み、時には赤く激しく燃える夕日を追いかけている
かと思えば、まばゆい最後の輝きを放ちながら
静かに消えていく星を見つめて旅を続ける一筋の光のようです。
その楽曲によって音と言葉は様々な環境に置かれているような。
あれこれ分析しすぎるのもいかがなものかとは思いますが分析したくなるのが
スピッツです。
【正夢】は優しい気持ちで聴けるものだと思いますがその奥には深くて強い
想いがおだやかに感じ取ることができる一曲だと思います。



なにげない恋人同士の日常の中の内に秘めた気持を、たんたんと歌っている。とてもすきで満たされているのだけど、いつもどこか不安で憂鬱な、恋するとつきものの女性の気持。とてもかわいいのだがこの曲は、たんなる恋の歌ではなくいろいろな経験をしてきた少し大人の女性向けな気がする。いろいろ経験してきたために、怖くて素直になれなかったり、本当の自分を隠してしまう。透明感のあるやさしいボーカルとゆっくり流れるようなメロディのギターサウンドが、そんな不安を癒すかのように響く。とくに裏声やビブラートのかかった高音がとても美しい。
3曲目にはスピッツトリビュート「一期一会」で、ぱぱぼっくすの名を広めた「空も飛べるはず」が入っている。できればオリジナルをいれてほしかったが・・。やはりカヴァーとはいえ、何度聞いても名曲だ。
恋をしている女性にじっくり聞いてほしい。