



アーチストにとって、ヒット曲は重要なものです。これで知名度もあがり、次の活動の糧にできます。しかし、ヒット曲は逆に、そのアーチストのイメージを作ってしまい、アーチスト自身がそれに縛られて身動きできなくなる危険性もまた秘めています。
このアルバムは「エヴァ」でヒットした「魂のルフラン」の勢いで作ってしまった、というのが聴いての感想でした。
特に問題なのはアレンジ。前衛的な試みが随所に見られますが、どの曲も手法があまり変わらず、アルバム全体を単調なものにしてしまいました。また詞と曲のイメージとは程遠く、ほとんどが彼女の命、歌唱表現力の邪魔をしてしまっています。
下手くそな歌手のバックとしては効果的でしょうが、彼女の歌には絶対にダメです。
高橋洋子ファンと言えども・・・、残念ながらこのCDはお勧めできませんね。強いてお勧めは無いか、と問われれば、最終曲の「Li-La」かな?


次に、#2ドラマ「終局の続き」は、単なる庵野監督のお遊びです。アニメ版とは違った角度で劇中人物を絡ませているだけで、特筆すべき内容はありません。純粋にアニメ版(又は原作)の『エヴァ』を楽しんでいる人は、全く聴く必要ありません。むしろキャラクターのイメージが崩れるという強烈で深刻な副作用が起こる可能性が多々あります。
しかし、そこまで真剣に考えていない人は聴いてみても良いかもしれません。その際は自己責任で。
ドラマ「終局の続き」ストーリは
シリーズ好評につき番組延長!
セリフの取りが今晩という危機的状況!
この危機をどうのりこえるか?という内容!
TVシリーズのシリアス?なのりではなく
ほんとうに軽いノリです。
特にアスカがノリノリで活躍してます。
そして主要キャラクターも登場!
(アニメで死亡しても復活!)
視聴率を上げるため、
最後のシ者「カヲル」を復活させたり
足りない合戦したり
碇指令も鼻血をだす脳天直撃なニュープラグスーツを考案したり
学園ものや戦隊ものや
きわめつけがアスカ提案の「音だけアニメ!」
はたして視聴率は・・・
これだけでも聴く価値ありです!

それまでの彼女の三枚のアルバムは、良かれ悪しかれJ-POPの流れに乗ったものでした。しかし、このアルバムは初めてそこから一線を画し、彼女の素晴らしいボーカルを前面に押し出したものと言えるでしょう。
ただその為か、選曲が非常に地味なので盛り上がりに欠け、物足りなさを感じるのも事実です。ラジカセやウォークマンではなく、しっかりした再生システムで、じっくりと聴いて下さい。お勧めは前述の5曲目と7曲目の「めぐり逢い」そして10曲目の「Snowscape」。