Spero108様のレビュー
「私は貴女のジュリエット・・・
貴女は私の・・・ロミオ・・・」
・・という本の帯のセリフが全てを物語っているかのような淡く切ない、
中学生の女の子同士の恋心と友情を描いた物語です。
物語は、樹里(表紙左)が主人公・広海(表紙右)のクラスへ転校してくるところから幕が開きます。
他の方も仰ってるように、この樹里の性格が・・パッと見だと?悪いです。
美少女だが、厳しい口調で周囲を寄せ付けず孤高を貫く樹里に対し、
かたや、そんな樹里に対しても大者な?対応を見せるカッコいい広海・・といった感じの第一印象。
(広海と打ち解けて以降も広海以外には辛辣という(;^_^A)
しかし、偉そうな事を言わせて貰えば・・
・・樹里が、それぐらいのキャラでなければ本作たりえなかったでしょう。
あとがきで作者曰く、感情の波とか衝動とかを書くのはなかなか難しい、
もっとうまく書けるといいんだけれど〜
的なことを仰ってましたが、実に謙虚な作家さんだと思いました。
なぜなら、その心理描写が良いと感じたので。。((._. )( ・_・)(・_・ )(; ・_・)アレ?みたいなw
個人的には、(ネタバレになるので詳しく書けないのが残念ですがw)
アノ文化祭後の 「一週間-----樹里はそうして 背すじをのばして〜だろうか (略」という
広海のモノローグの辺りの場面は、当の広海じゃないですが
・・客観的に二人を見てる私にも胸に来るものがありました。
幼い頃、男装の王女様(王子様)に憧れていたロミオ(広海)と
天使のように可愛く悪魔のように魅力的なジュリエット(樹里)の物語・・
こういう「空色ガールフレンド」的なロミオとジュリエットがあっても良いんじゃないでしょうか。
・・結末は、是非あなた自身の目で確かめてみてください^^オススメします。
片翼の焼鳥様のレビュー
表紙絵、紙質、帯の紙質までそんな雰囲気をしっかり支えています。
ステレオタイプなビジュアルから離陸して、繊細な心理描写やキャラ造形といった安定した作りで快適な空の旅をと言わんばかりに練られた、良作だと思います。派手でギラギラした絵柄でなくしっとり系なのも物語にマッチング。
百合姫コミックスも多様化してきましたが、ジャンル初期から強い支持を受けてきたのリリカルな作風がお好きな方は是非手にとってみて欲しい一冊です。
ラストシーンの樹里にいかなる変化があってああなったのか、個人的にはやっぱり気になってしまいますが、野暮というものかもしれませんね(苦笑)
かみーゅ様のレビュー
例えるならワ/ー/ル/ド/イ/ズ/マ/イ/ンの様な仔が表紙左側。
表紙はm/a/g/n/e/tみたいですがw
ある意味で少/女/革/命/ウ/テ/ナの様なストーリーです。
右側の仔がウ/テ/ナで姫/宮が左側の仔のポジション。
あてにならないかもしれませんが、CHI-RANさん・森島明子さんの描く百合物語が好きな人にはオススメかと思います。
因みにHなシーンはなく、可愛ぃキスシーンとちょっとだけの触れ合いです。
百合普及委員会様のレビュー
表紙とは裏腹に内容は実に真面目そして一途な作品となっています。少女漫画に近いタッチそして舞台でも見ているかの様なストーリーです。この作品、最後は思わぬ展開となります。今までの王道パターンとは一味違った内容となっています。少女と言うキャラクターが生かされているからこその百合作品と言えるでしょう。
お薦めの一冊です。