平左衛門様のレビュー
漫画のテンポが気持ち良くなくて、読みにくいです。
夜麻先生の魅力だった生き生きしたキャラの動きも残念なことに・・・。
まるで新人さんの描いた漫画のように感じました。
繰り返して読みたいほど面白くもないかな・・・。
ごめんなさい。
この状態で刻の大地の続きを描かれなくて良かったなあと思いました。
ぜひぜひ、夜麻先生の過去の作品の方をオススメします。
konozama様のレビュー
『幻想大陸』の頃よりも描写が劣っているのでは?
と疑ってしまうほど、四肢の動きや表情・演技のいずれもがぎこちない。
1巻の頃は「夜麻みゆき復活」の喜びだけで読めたヘンチクリンなコマ割の漫画も、
2巻に進むと妙に凝った話とあいまって「読みづらい」「わかり難い」が顕著になる。
同じアングルを三コマ(三段)使って描かれたネコの移動(意図がわからない)や、
1頁4コマ使って表情の違いを描いた(が3つしかない表情)表現などは稚拙。
バストアップなどで真正面から撮ったコマが多く、どれも上手く活用できていない
(むしろページの穴埋めや、会話の描写を避けた「手抜き」と思えるほどに)。
この巻の冒頭から、なぜか神話的世界を表現しようとしているのだが、
読んでいて・読み終わって「結局、何が描きたかったのか」と悩んでしまう。(男坂?)
『刻の大地』の頃に比べてキャラクターはデフォルメ化され、
珍妙奇天烈なオムニバスストーリーで、そこで必要であるはずの「表現力」が欠如して、
新人作家なみに描画ができていないのは、読み手にとって苦痛となるんじゃなかろうか。
童話的な話の運びも、主要キャラ三人のエピソードも減っている。
設定を重視するよりも、まず先に本筋を明確にしなければ、
読んでいて「蛇足」ばかりを読まされることになるでしょう。
hatori様のレビュー
一話完結の不思議な味わいの連作短編集「トリフィルファンタジア」。全2巻なので、オアシスの街オンファスを舞台にした物語もこれにておしまい。
表紙の青空のようにほのぼのしたお話が多かった1巻に比べ、2巻のイメージは月夜と闇。夢の中のような奇妙な物語が多かったと思います。「これは漫画なのか?」と首をかしげるような回もあったりして、1巻以上に不思議な本でした。
稲垣足穂の小説やクラフト・エヴィング商会の本を思わせる月と星の不思議物語・第17話、砂の海に暮らす灯台守と怪物の交流・第19話、意地っ張りの少女と人形の一週間・第14話、またはにぎやかなバザールの第13話など、夜麻作品の多様な側面を満喫出来ます。しかし、今回一番印象に残ったのは最終話ですね。最初、何の話が始まったのかとびっくりしました。ただ優しいだけじゃないんだなぁ、という感じです。最後はじんわりでした。
この巻も良かったのですが、街の人々のエピソードが増えた分、トリフィルの三人組の活躍が減って、それが少し寂しい気がしました。幻想大陸の三人組のように、またいつか彼らの噂話なりを聞けたら良いな、と思います。
何はともあれ、夜麻先生、お疲れ様でした。また次の連載をお待ちしております。