さぶ様のレビュー
ストーリーは皆さんが書いている通り、読み応えのある内容でした。
リズムもよくて、一気に読んでしまいました。
一方で、やはりどなたかが書いているとおり、
すぐに再読する気にはなれませんでした。
薪警視正が眠れなくなる最初の要因となったと思われる、
貝沼の連続殺人事件こそ、第9に、というか薪警視正に、
見せるためだけに行われた事件でした。
今回も第9のMRI捜査が犯罪に利用されました。
薪警視正のトラウマが癒される日はくるのでしょうか、
第9にいる限り、このまま苦しみ続けるような気がしますが、
壊れることなく、厳しい第9の室長としてこのまま君臨し続けてほしいです。
次回作も楽しみです。
ノーバディ様のレビュー
うおーうわーうえーすごいな
6巻も良かったけど、7巻はもっとスゴかった
ネタバレしないで書くのは難しいし、すでに他の方のレビューで書かれていることもあるので多くは言いませんが
今回一番感心したのは脳内の画像を見るまでのプロセスをテーマの一つとしていること。
これまでは脳内の画像から明らかになる意外な「秘密」がテーマだったのが、今回は「秘密」じたいはどうでも良くて
見るための葛藤とスリルを描いているのが素晴らしい
にもかかわらず、脳内の画像を見るというファンタスティックな設定に頼ることなく、人間ドラマの重厚さを増している。
名場面連発で大作洋画を見ているよう。
Jack様のレビュー
他の方が詳しくコメントしている通り、事件そのもののお話はシリーズで一番良くできてると思います。
そこも良いのですが、薪さんが、薪さんが、もう何て言っていいのか分からないけど、せつないと言うか、格好いいというか、報われないというか、とにかくイイ!のです。今までもツンデレ王として君臨してましたが、今回またさらに磨きがかかってます。事件と薪さん、2度美味しい巻でした。青木くん、どうする!?って感じで続巻を楽しみにしたいと思います。
vivian様のレビュー
集団拉致事件に巻き込まれ、国家による救済を得られず娘を失った父親の復讐劇。
他の方が書かれているとおり、緻密な伏線とどんでん返しの連続に引き込まれるように読んだ。
「私はこれから鬼になる」と、娘を切り捨てた政治家を陥れる策略に命をかける父親、
自分の脳から引き出される映像で捜査をミスリードするために自殺する母親、
この夫婦がどのような話し合いをし、行動を起こす決意をしたのかは想像するだに悲しすぎる。
次第に狂気を帯びる様相の薪さんは美しいし、繊細な絵柄は相変わらず。
「秘密」シリーズは、この時代に生きるマンガ読みなら必読の作品である。
だが、どうしてだろう、今作は二度目を読む気にならなかった。
ネタとオチがわかった推理小説を二度とは開かないようなものだろうか。
伏線とその回収が見事すぎた功罪かもしれない。
あるいは、巻を重ねるごとに秘密シリーズへの期待が高まりすぎるからだろうか。
とはいえ、圧巻であることは間違い無し。マンガ読みなら必読の作品である。