AURON様のレビュー
昔々のTV版、アトムは太陽の中へ。悲しかった。今回はしっかり生還して、ほっと胸をなでおろす作品。そして考えてみる。手塚先生が創造し遺してくれた世界的な文学作品を、私たちは味わえているのだろうか。
浦沢さん、長崎さんとも、きっとアトムと遊んだに違いない。手塚先生からみれば、子供の仲のよい友達。アトム、ウラン、お茶水博士の仲の良さはそのまま。また天馬博士の悲しみも天才も、しっかりとうけついで、科学と未来に夢を描くことができるような作品に仕上がっているのではないかと思う。
かつてはロボットこそが科学の粋だった。今でもまだ、手塚版ロボットは実現できていない。それでもAIBO、アシモ、産業ロボットまで、コンピュータの進化とともに、形になって姿を現してきた。
これからもその夢を受けついで、実現にむけて情熱を注ぐ方はきっと沢山いらっしゃる。
命の重さは、別の作品からもいろと読み取れる。
火の鳥、どろろ、ブラックジャック、ジャングル大帝、ブッダなど、超大作がやまほどある。
みなさんは、このPLUTOを読んで、何を連想したのでしょうか。
私はエヴァにつながった。
手塚作品、浦沢作品ほか、日本の誇る漫画、アニメを見直すにふさわしい最終章を見せてくれたのではないかと思います。
浦沢さん、長崎さんに感謝。これからもいろいろな作品を創ってほしい。
なる様のレビュー
物語前半の読み手に何かを感じさせる作り方でなく、登場人物のセリフとして言葉で説明しはじめた途端に物語が浅くなりました。ラストのアトム達の会話が決定的でしたね。物語全体としても、力が入りすぎた結果か、ストーリーをこねくり回しすぎて頭でっかちになったという印象です。それでも全く面白くなかったという訳ではないので☆2つ。
INTnX様のレビュー
青騎士編(の特に後半)はとても肯定できるものではないのですが、あれを下敷きにするのはどうなんでしょう。
プルートゥのまま進めて欲しかった。せめてアトラスで。
メトロポリスの頃から「ロボットと人間の対立」という未来的な考え方があります。
ここにおいて人間とロボットは対等になる。
それはアトムにおいても同様で、ロボットの”暴走”などの、従属者と見る考え方はアトムにおいては未来らしくもなく、
それゆえに青騎士編の青騎士死亡後の後編は人気も出なかった。それを基盤に置くのは今ひとつ納得できません。
楡山ロク銭様のレビュー
「憎しみからは何も生まれない・・。」
ありふれた陳腐な言葉だとは判っていても、その言葉の意味をちゃんと体現できる人間が世の中に何人いるだろうか・・?
浦沢直樹は、手塚治虫の原作と"ロボットからの目線"とゆう俯瞰を借りて、その言葉に新しい生命を吹き込んだのだと思う。
ギャング映画さながらの最期で、生命を全うしたゲジヒト・・。
人間やロボットとゆう枠を越えた、最高の生き様だと思います。
これだけ手塚作品との相性の良さを見せつけられたら、浦沢版の『どろろ』や『三つ目がとおる』なんかもリクエストしたくなりますね。
浦沢先生が描く和登サンとか・・、皆さんも見たいでしょう??