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2009-12-15
 価 格 ¥ 1,365
 著 者 寺田 克也
ランキング
2009-11-30
No Image
 価 格 ¥ 1,400
 著 者 谷口 ジロー
ランキング
2009-11
No Image
 価 格 ¥ 700
 著 者 谷口 ジロー
ランキング162007
2009-10-30
 価 格 ¥ 1,400
 著 者 谷口 ジロー
ランキング ベルリンの壁が築かれ、ドイツが東と西に分かれてスパイ合戦をしていた冷戦時代。R共和国(東ドイツっぽい?)の遺伝子操作によって、恐るべき戦闘能力を持つ軍用犬に改造されたブランカ。「ブランカ」とは、スペイン語で“白い”の意。自分を抹殺すべく向かって来る敵と壮絶な死闘を繰り広げながら、白い犬ブランカは走ります。野生の呼び声ならぬ、愛する人の呼び声に導かれて。東へ、東へと。

 現在、その素晴らしい画力によって、ヨーロッパで高い評価を受けている谷口ジロー。彼の作品歴の、これは割と初期の頃になるのでしょうか。1984年(昭和五十九年)〜1986年にかけて『月刊マガジン・ノン』に掲載された作品に、単行本化にあたって大幅に加筆したのが本書だということです。

 犬を主人公にした著者の作品では、同じ【谷口ジロー選集】の第1回配本『犬を飼う と 12の短編』に収録されている「犬を飼う」が何と言っても忘れ難い名品ですが、正直、そこまでインパクトのある作品ではありませんでした。その代わりに感じたのが、直球、ストレート勝負のみずみずしい風合い。東へとひた走るブランカの熱い魂と、著者の熱い心意気とが重なるような気がしてなりませんでした。私の読み間違いかもしれませんが。
2009-10-29
 価 格 ¥ 580
ランキング1223 忘れ難い漫画『孤独のグルメ』(扶桑社)でタッグを組んだふたりが、自分の好きなようにのんびりと歩く散歩の面白み、散歩の楽しみをテーマに描いた作品。一話八頁の作品が、全部で八つ、収められています。「エジソン電球」「品川の雪駄(せった)」「古絵本」「ヒッピー祭り」「真夜中のゴーヤ」「犬と軟球」「ハーモニカ横町」「目白のかき餅」の八つの話。

 話の主人公は、東京の吉祥寺に住んでいるサラリーマン、上野原(うえのはら)。彼が東京界隈をぶらりと歩くうちに、なんか面白そうな店を見つけて立ち寄ったり、妙に心地よい路地裏の魅力を発見したりするという、ただそれだけの話です。ただそれだけの話なのに、これがいい味出しているんですね。東京にまだ、こんな店や空間が残されていたんかなと。ホッとするのとともに、不思議な安らぎと懐かしさを覚えました。

 巻末の「原作うらばなし」で久住(くすみ)昌之が語っているとおり、作画・谷口ジローの絵のタッチ、雰囲気を持った絵の魅力が素晴らしいですね。なかでも、「第五話 真夜中のゴーヤ」の中、主人公が歩く夜の町の絵は見事だったなあ。人みな寝静まり、明かりがぽつぽつと灯る通りの絵が、詩情をたたえて描かれている。本の中にすーっと誘いこまれるような気がしました。

 残念だなあと思ったのは、セリフの字がちっちゃくて読みづらかったのと、絵の魅力はやはり薄まってしまっているんだろうなってこと。文庫版サイズに縮小している本の制約上、これはどうしても仕方ないことなのですが・・・。逆に考えれば、オリジナル本を大幅に縮小していながら、これだけの絵の魅力、絵のたたずまいが残されているのは貴重なのでしょう。八つと言わず、せめてあと四話くらい、作品を読みたかったなあ。それが一番、残念だったかも。
2009-10-20
 価 格 ¥ 1,890
ランキング2884 矢作俊彦・谷口ジロー両氏のコンビが、この作品しかない、というのが不思議。
 筋肉増強剤でマッチョに見せかけている元帰国子女のヨシアキと、自衛隊と外人部隊で数々の戦歴のあるノリリンなんて、ようこんなコンビ考え付くなあ。気の強いモデルの美女、フー・チーの描き方も、とてもうまい。そこに謀略や政治も絡んでくるのですが、矢作俊彦のアイディアと谷口ジローの絵が、軽妙にぐいぐい進めてしまう。
 また続編も出して欲しいくらいの、軽ハードボイルドの傑作です。
 (なお、以前に単行本2巻で出版されていた作品を一冊にまとめて発刊したものです。)
2009-09-30
 価 格 ¥ 950
 著 者 川上 弘美
ランキング双葉社と谷口ジローの関係は本当に長い。谷口ジローの作風が変ってからもずっと続いている。現在の作風(と画風)になってからの谷口ジローの作品は非常に地味で大ヒットを飛ばすとは到底思えない(とはいえ昔もヒット作がない)のだが、それでも両者の関係が切れることはなかった。現在の谷口ジローは自分の描きたいように描いているように思う。単純なわたしは、この厳しい時代、売り上げに貢献するとは思えない、彼の地味なマンガを連載するという事実だけで双葉社を尊敬してしまう。

この小説を原作とすることを谷口ジロー自身が思いついたのか、編集者が提案したのかはわからない。そして、わたしは原作を未読なので彼が原作をどの程度忠実に再現したのかどうかはわからない。

ただ、彼が「ほとんど小説のままに、センセイとツキコさんといっしょに歩いてみよう。そう思った。」という文章を寄せているので、きっと、彼は原作の世界を忠実に再現しようとしたのだろうと思う。

でも、出来上がったのは(まだ完結していないが)はやっぱり谷口ジローの世界だなぁと思わせるものだった。ツキコとセンセイの距離感、漂う空気は谷口ジローの作品そのものだった。

私は彼が劇画(本人は劇画を描いていたつもりはないらしいが)の時代からのファンであり、彼の作風の変化も見続けてきたつもりだ。どの時代の作品も好きで、新作が発表されるたびに喜んでいるのだが、その度に現在の彼にどうしても描いて欲しい作品を思い浮かべてしまう。それは「事件屋稼業」の続編だ。これは、谷口ジローの初期の代表作なのだが、私が今一番読みたいのは年齢を重ねた谷口ジローが描く年老いた主人公「深町丈太郎」なのだ。

彼の作風が現在の静謐なものとなってから長い時間が流れている。絵柄も変化している。そんな彼が初期の作品の続編を描こうとする気持ちはないように思う。でも、彼の描くマンガを読み続けてきた自分は、ここ数年彼の新作が発表されるたびにそんな気持ちが強まっていくような気がしている。
 価 格 ¥ 1,400
 著 者 谷口 ジロー
ランキング 巻頭の『犬を飼う』の異様な迫力に圧倒された。
 飼い犬が死ぬ、というどこにでもある話が、驚くほど濃密な、普遍的な事実として描き出されている。
 生きているものが、どんな形で死を迎えることになるのか? 死への道程が、足が弱り始める、前足が体を支え切れなくなる、足が思うように上がらなくなる、寝床で排泄するようになる、と状況が移り変わっていくことで克明に描写される。その老化の進行に対する飼い主夫婦の対処まで含めて、描写は、あくまで具体的であり、一篇のドキュメンタリーを見るかのようだ。40ページそこそこの短編なのに、読み進むにつれ、息詰まるような思いにとらわれる。生まれて、そして死ぬ、という言葉にできない事実の感触が、細密に描かれた絵を通して、間違いなく伝わってくる。
『そして…猫を飼う』、『庭のながめ』、『三人の日々』は、『犬を飼う』と登場人物が共有され連作となっている。続く三作では、死から生の側へと物語の重心は移っていく。穏やかにこれから始まる世界が描かれる。心あたたまる好編である。
 その他の短編でも、殆どの作品で、動物や、山、海等の自然に対峙する人々が描かれ、独特の世界を形づくっている。いずれを読んでも、読者は期待を裏切られることはないと信じる。
2008-04-22
 価 格 ¥ 1,200
 著 者 久住 昌之
ランキング輸入雑貨商として小回りのきく活動が可能な主人公が、様々な食事をする。グルメマンガというよりも、何か業を抱えた主人公が、食事をすることで何か救われた気持ちになるところを描く。独りで食べることの豊かさを再発見させてくれる。
2008-03-28
 価 格 ¥ 1,050
 著 者 谷口 ジロー
ランキングくどくないけど非常に緻密な書き込みと、淡々と、しかし丁寧に主人公を描くことで人間模様がくっきり浮かび上がってくる、漫画描きの作者の投影があるのかなーと思わせる主人公の青春物語。
関連サイト
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