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2010-02-27
 価 格 ¥ 950
ランキング巻末に、原作を書いた川上弘美さんと谷口ジローさんの対談が掲載されているのですが、
この対談がとってもいいです!
女性主人公の作品は初めてという谷口さんと、
小説の行間が絵になっているのを見て驚いたという川上さん。
読者の私も感じた「化学反応」が起こったことを、作者自身が感じていたんだなあと思いました。
長いこと谷口さんのマンガを読んできましたが、新しい扉が開けたというのか、
女性を主人公にした作品、面白いんじゃないでしょうか。
また、女性主人公の作品、読んでみたいです。
2009-11-05
 価 格 ¥ 1,995
ランキング260445
2009-09-30
 価 格 ¥ 950
 著 者 川上 弘美
ランキング この作品の静謐さを湛えたたたずまいは、音楽に例えれば、『ショパン:ノクターン(全曲)』に通じる味わいがあるかなあ。ツキコさんとセンセイの気持ちがふわりと通い合う、そのほのかな情感がうまく掬い上げられていて、改めて、谷口ジローの絵の素晴らしさいうのを感じましたね。
 空に浮かぶ月も、暮れなずむ町の灯りも、公園の木に吹く風も、森の静けさ、花見の賑わいも、そうした絵のひとつひとつが、心にしんとしみてくる。なつかしい気持ちに誘われる。あたたかな命が通う絵の見事さに、何度もため息が出ました。

 川上弘美の原作の味を生かした間(ま)の取り方の旨み、ゆったりと歩くテンポのリズム感も、実に素晴らしい。<「先生」でもなく  「せんせい」でもなく  カタカナで「センセイ」だ>という文章を描いた冒頭二頁から、「おっ!」と引きこまれましたねぇ。この掴みのうまさは天下一品、抜群にうまいっす。

 こたつに母親とふたり、ツキコさんが湯豆腐をはふはふ言いながら食べるシーン。ここは、藤沢周平の『よろずや平四郎活人剣〈下〉 (文春文庫)』の一場面がオーバーラップしました。さすが、『孤独のグルメ 【新装版】』を描いた谷口ジローだけあって、食べ物を食べ、酒を飲むシーンの絵は絶品です。おそれいりました。

 おしまいに、本単行本の帯に記された原作者と作画家の言葉を引かせていただきます。

 <正直なところ、このような恋物語を描いたのは初めてのことです。ほとんど小説のままに、センセイとツキコさんといっしょに歩いてみよう。そう思った。>──谷口ジロー
 <こういう話だったんだ! 谷口さんに描いていただいて、あらためて、いや、はじめてほんとうに、知ったような心地です。>──川上弘美
2009-09-08
2009-04-22
 価 格 ¥ 580
 著 者 清水マリコ
ランキング226979少年と少女が織りなす不思議なお話。
現実世界のすぐそばには嘘で作られたもう一つの世界が存在している。しかしその世界はどのようにして作られたのだろうか。
8つの短編が最後に一つの世界となり、物語の世界観を作り上げています。ちょっぴり切ない幼い子供の心が物語を作り上げていく…そんなお話です。

もともとはライトノベルとして出版されたものなのでとても読みやすく、話にも入っていきやすいと思います。子どもから大人まで楽しめる一冊です。
2004-06
 価 格 ¥ 1,365
 著 者 高山 なおみ
ランキング76961高山さんのレシピはおいしいし、大胆で、はっとするものが多くて好き。
でも、この「日記」は、高山さんの料理のファンであっても、もしかしたら苦手な人もいるかも・・・という本かも。
とくに、「リッチでキレイで「丁寧に暮らし」ていて、ご主人から大事されてて子供も優秀でかわいいカリスマ主婦」的な料理家さんにあこがれるような人は、
もしかしたら高山さんの奔放ぶりに嫌悪感を覚える人もいるかもしれないです。
料理の腕と情熱はピカイチだけど、やたらと毎日飲んだくれ、だらしなく朝寝坊をし、泣いたり怒ったり怒鳴ったり、エロかったり・・・の毎日がつづられています。
「調理場に余計な感情はいらない」というのが、高山さんのシェフとしての心得だそうですが、
彼女自身が、ものすごく感情の乱高下が激しくて情熱的な人だから、あえてなるべく封印するようにしているんだろうなぁ、と思ったり。
自分にも他人にも厳しいことを書く反面、赤裸々でセンチメンタルなふにゃふにゃな部分もさらけ出しててちょっとびっくり。
いろんな矛盾をふくめても魅力的でした。
こんな文章を書く人だったんですね。初めて知りました。
単なる料理家としてひとくくりにしてしまうことができない人ですね。とても面白かったです。
関連サイト
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