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2008-08-06
2008-04-28
 価 格 ¥ 560
 著 者 宮下 英樹
ランキング 以前に第一部が終了した「センゴク」の第二部スタートの第一巻です。打ち切られたのかと思いましたが無事に復活で、今回のコミックスの表紙を見ても特殊加工がしてあったりと講談社にも力をいれてもらっているようです。
 ただ、物語的には前作までは彼が裸一貫で一から武士として身をたてていく様子を描いたり、最愛の女とのロマンス的要素もあって波瀾万丈のものだったのに対して、今作は仕切り直しの第一巻ということもあってか物語的にはわりあいと地味な滑り出しです。
 舞台は武田信玄亡き後、織田信長が長島の一向一揆、本願寺の囚徒との戦いに臨んでいるあたりの織田家中です。前作のラストで、千石取りの武将として一応は家臣団を持てることになったセンゴクこと仙石権兵衛秀久は、形としては武将として取り立てられたもののまだまだお抱えの武士をもっているわけではなく西へ東へと御用働きの毎日。今作でも領地の整理や、織田信長へのお使い、羽柴秀吉の調略への同行、長島の一向一揆潰しのための潜入工作や、従軍する家臣選びにとひたすら働いています。名家や旧家の出ではないセンゴクが大きくなっていく為のあらゆる事が描かれています。
 まぁ、地味ではあるけれども、今後のセンゴクを描いていくために必要な基礎作りの巻といったところでしょうか。
2008-02-06
 価 格 ¥ 730
 著 者 宮下 英樹
ランキングセンゴクではいつも戦国時代に関する新たな視点が用意されている。今回は、「戦国時代」の定義そのものが新しい。通説の応仁の乱で下剋上の社会が現出したのではなく、気候として「小氷河期」だったことが大飢饉を引き起こし、大飢饉がかつてない動乱を生み出したという仮説を提示している。

そして本巻では、今川義元&雪斉コンビと織田信秀の三河争奪合戦をスリリングに描いている。

雪斉の指導の元、今川義元が幼児から真の戦国大名に成長する様が描かれ、一方、敵方の織田信秀の時代を先駆けた合理的な国家運営の成功事例が描かれ、義元はその信秀を恐れ、惹かれていきながら、やがて互角の戦いをするに至る。

信秀が津島経済とともに発展する様子や義元の「今川仮名目録追加」は斬新で非常に興味深かった。

信秀の以下の発言が楽市楽座など信長の戦国の大変革につながるんだろうなあと思いました。
「爺、津島商人を見習えぃ。彼奴らは皆が憩い遊ぶ祭りのときほどよう働く。祭日に遊べば一貫文が減り働かば一貫文が増える。即ち二貫文の得。それが商人の考え方じゃ。」
2007-12-28
 価 格 ¥ 1,200
 著 者 
ランキング
 価 格 ¥ 560
 著 者 宮下 英樹
ランキング戦国時代の武将、仙石久秀を中心に動乱の時代を描いた歴史作品。

主人公に恐らく戦国時代を題材とした小説でも漫画でもこれまで一度も
主人公として取り上げられることのなかったマイナーな武将を起用しており、
その為、合戦のシーンでは血と泥に塗れ、
最前線で戦う武将・兵士達の姿が多く描かれている。
作者は画力自体はさほど高くないのだが、独特の妙に生々しい画風と相まって
何とも言えないまるで匂いが漂ってきそうなリアリティがある。
合戦シーンの構成自体も、毎回非常に工夫が凝らされていて飽きづらいだけでなく、
作者は歴史上の合戦の通説に対して疑問を投げかけ、
新らしい視点から合戦の在り方を見直しており、
それが作品に反映されているので、既に事実としている合戦も
新鮮な気持ちで読むことができる。

またこの作品は各登場人物を非常に掘り下げて描いており、
敵味方関係なく、それぞれが非常に魅力的。
特に作品全体を通して描かれる主人公と秀吉の成長物語は素晴らしい。
魅力的な各登場人物を引き立てる演出も上手く、
歴史漫画には珍しい、人間ドラマに力の入った作品。

新しい試みが随所に見られ、完成度も高い。
これは第一期の最終巻であるが、既に第二期「天正記」も始まっているので
そちらも合わせて是非お勧めしたい名作。
2007-09-06
 価 格 ¥ 560
 著 者 宮下 英樹
ランキング巻が進むほどに「生きる」へのメッセージが強くなってる。
だからか分からないけど、なんでもかんでも「生きるんだ!」ってことで
なんかなんとなく上手く行くみたいな作品になってるような。
この感じが今後も続くようなら読むのやめてしまうかも。
2007-04-27
 価 格 ¥ 560
 著 者 宮下 英樹
ランキング
2007-02-06
 価 格 ¥ 560
 著 者 宮下 英樹
ランキング日本の中世近世史を研究していると、今までの文学や漫画が限られた場面やテーマしか描いていないと解ってつまらなくなる。…しかしセンゴクは画期的な作品だ。朝倉家滅亡をこれほど面白く描いた例は小説にもまず存在しない。センゴクのおかげで未開拓の世界がどんどん切り開かれつつあるのだ。このままの密度と勢いで突撃すれば稀に見る傑作になるだろう。長宗我部とセンゴクとの因縁とか、戸次川合戦での島津得意の釣野伏とか…いやいや、今はこれまでの達成に敬意を示すに留めよう。この上なくリアルで激しいセンゴク時代を楽しんでもらいたい。
2006-11-06
 価 格 ¥ 560
 著 者 宮下 英樹
ランキング
2006-08-04
 価 格 ¥ 560
 著 者 宮下 英樹
ランキング全てにおいて武田信玄に上を行かれ、信玄に「坊や」と言われ子ども扱いされている事も納得させられた。葛藤や不安、焦燥感などがピークに達し、その目で武田軍三万、魚鱗の陣を見たときの家康の心境が痛いほど伝わりました。武田軍の芸術ともいえる戦運びは圧巻の一言!まさに、この時代武田が最強だといわれる理由を認めざるを得ませんでした。
しかしこの戦でやはり注目されるのは、負け戦であっても決して諦めず前を向き続けた家康の魂と、その家康を心から守り抜こうとする家臣達の絆だと思います。家康が泣きながら逃げていく姿、再び「家族」と再会できた場面ではぐっとくるものがありました。
作者は、本当に人間を描く事がうまいと感じます。それにしても、自らの足で実際の戦場を歩きそこから証拠を挙げて戦の真相を追究する姿勢は熱意なしには出来ないと思います。作者が描く戦が真実だとは断言できませんが、だからといって教科書で書かれていることが真実だともいえないと思いました。実際にこの漫画を読んで、是非貴方自身で真の歴史を作り上げてもらいたいと思います。傑作です!
関連サイト
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